2013年8月12日月曜日

福島の子どもたちの外遊びの実態についての調査報告


 「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山チーム」では、今年のはじめから、子どもを持つ福島県内在住者と、県外自主避難者の方にご協力をいただき、子どもたちの外遊びに関するアンケート調査を実施してまいりました。

 このたび、アンケートに答えてくださった県内在住者104人、県外自主避難者39人の調査結果がまとまりましたので、下記に調査報告書をアップいたしました。

https://docs.google.com/file/d/0B6rm7ImoDKARSTRjTzd4cXVza1U/edit?usp=sharing
(こちらからアクセスして、ファイルをダウンロードしてご覧ください。)

また、「ママレボ編集長通信」でも、アンケート結果をもとに記事を書いておりますのでご参照ください。
http://momsrevo.blogspot.jp/2013/08/no5.html

 ご協力いただいた皆さまには、この場をかりて心よりお礼申し上げます。

 今回、県外自主避難者のアンケート調査数が少なかったこともあり、福島県内在住者の子どもと厳密に比較検討するには不十分でした。
 しかしアンケート結果を見ていくと、福島県内在住者の子どもの「外遊び」の時間が、原発事故前と後を比べて顕著に減少していることがわかります。
 また、それに伴い、複数人での遊びや異年齢の友だちと遊ぶ機会が減っていることも明らかになりました。

 何よりも、状況の厳しさが伝わってくるのが、アンケート最終ページの保護者の声です。
 福島県内在住者はもちろん、県外に自主避難されている方々も、子育てや将来に対する大きな不安を持っていることが読み取れます。

 多くの皆さまに、アンケート結果から浮かび上がった子どもおよび親たちの深刻な状況に目を向けていただき、引き続き子どもたちの被ばく回避のために、お力添えいただけますと幸いです。


                             子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト 一同