2018年10月1日月曜日

『こどけん通信』9号 完成しました!


『こどけん通信』9号、完成しました!
今号は、トリチウム水の海洋放出、モニタリングポストの撤去、高校生の原発視察、サン・チャイルド騒動・・・と、福島が直面する問題でありながら、福島を超えて考えるべき様々な問題を、それぞれにかかわって活動しておられる方々に報告していただきました。
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🍁『こどけん通信』9号🍁
トリチウム水放出は「安全」?
無視される他各種の存在
市民の反対の意見を伝えないメディア
●大河原 さき
考えること 悩むこと
いのちに誠実に向き合うこと
「高校生の原発視察」を考える
●片岡 輝美
モニタリングポストの継続配置を求めて
市民の声で「撤去反対」の市議会も
●千葉 由美
福島のリテラシー8
〈復興の象徴〉は なぜ忌避されたか
サン・チャイルド騒動を巡って
●coba2011
分断のない暮らしやすい環境をめざして
子どもたちを守るためにベストを尽くしたい
●佐原真紀
新潟 希望の風フェスタ
緒にいられる場所をつくり続けて
●井上 真由美
この本を読みたい!
疋田 香澄 著『原発事故後の子ども保養支援
「避難」と「復興」とともに』
●石田 伸子
小豆川勝見先生のお話会を開催しました!
「毎日、食材の放射能測っています! ―測定の現場から―」(これはちっこい記事)
測定所より
『東京の水』を測ってみると
●伏屋 弓子
✳︎300円+送料でお送りしています。
お申し込みは kodken2@gmail.com まで。

2018年9月9日日曜日

9月9日、こどけん企画、小豆川勝見先生のお話@郡山 を開催しました。
●先生のお話
手のひらいっぱいくらいの放射性物質が原発からばら撒かれた。その8割が海へ行った。残りの2割をなんとかするために、すでに何兆円もかかっています。
取り除く努力がされて来たけど、川や窪地など、たまりやすい地形を知ってくださいね。
これからはセシウムが動きにくい場所、例えば竹林のようなところは動かないでグルグル回る。しばらくは測り倒さなければならない。それはいつまでかっていうと、君たちがおじいちゃん、おばあちゃんになるまではね。
時間が経っても、事故直後の汚染のことは忘れちゃいけないよ。
あちこちのものを測りまくってるが、県外の物の放射線量が高いのを発見することも。「測らなきゃ!」と言うと、「いや〜、福島じゃないから」と言われたりする。
ちゃんと測定して、記録して、そして考え方の違いを前提にして、議論すること。気にしている、いないが議論すらできないのはおかしい。みんなで普通に話したらいいよね。なにしろ君たちがオッサンになっても、この話はあり続ける。なくなるまでに何百年もかかるんだから。
なのに研究者は足りません。みんなぜひ、研究者になってください!いつでも大学見学に来てくれたら嬉しい!
みなさん、ぜひ研究者への道を目指してください!


2018年6月29日金曜日


『こどけん通信』8号が完成しました!
今号も福島のさまざまな動きや議論を発信します。
ぜひお読みください。

ーーーー目次ーーーー

「知る権利」としてのモニタリングポスト
「なかったこと」にさせないために
モニタリングポストの継続配置を求める市民の会
●千葉由美
ママたちがつながって子どもたちの未来を守る 
●原 あけ美
三春町議会は全会一致で採択しました
●大河原さき

甲状腺がん患者・家族に寄り添う行政・医療とは
311甲状腺がん家族の会
●武本 泰

ふくしま30年プロジェクト・木村真三先生勉強会
「8年目の福島と32年目のチェルノブイリ」より
命を守るのは長期にわたる広範な検査体制
「検査は必ず受けましょう!」
●石田伸子

福島のリテラシー7
福島浜通りを襲う津波伝承をめぐって
●coba2011

「放射線のホント」ホント?
単純化してスローガン化される「福島応援」「風評被害の払拭」
●吉田千亜

測定所より:「子どもの尿」を測ってみると
●伏屋弓子

1冊300円
送料2冊まで140円
24冊まで200円
応相談でサービスあり。

お申込みは
kodoken2@gmail.com
まで。

2018年5月3日木曜日


●2018年4月20日

「311甲状腺がん家族の会」と「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト郡山」は共同で県庁内会議室で福島県に要望書を提出。福島県政記者クラブで記者会見を行いました。
 13時より県庁内の県政記者クラブで、県への要望書提出の報告。また、「放射線被ばく学習会」と「311甲状腺がん家族の会」が、県民健康調査検討委員会の委員で甲状腺の検査縮小を主張している大阪大学高野徹講師への公開質問状を提出したことについての報告会見も行いました。この質問状についてはいまだ回答が得られていませんが、回答が届き次第、2団体のホームページなどで報告がされる予定です。
(下に要望書を付けています)


◎毎日新聞掲載記事より

東日本大震災:福島第1原発事故 「平易な説明を」 市民団体が要請書 県民
健康調査 /毎日新聞2018年4月21日 地方版

東京電力福島第1原発事故の被ばくによる健康被害の実態を調べる県民健康調
査について、現時点での調査結果の説明と意見交換の機会を求め、県内の市民団
体が20日、内堀雅雄知事などに宛てて要請書を提出した。

「県民健康調査のあり方に関する要請書」で、提出したのは「311甲状腺が
ん家族の会」と「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山」。

要請書によると、調査は「将来にわたる県民の健康の維持、増進」を目的とし
ている以上、調査結果について広く理解を深めてもらうことが大切なのに、従来
公表されている調査結果は専門性が高く、一般市民にとっては難しかった。

このため、検討委員会の委員が平易な表現で説明することが不可欠だとして、
県民を対象とした説明会や意見交換会の開催を求めている。

県庁で記者会見した「家族の会」の武本泰事務局長は「被ばくしている以上、
当事者である県民は甲状腺が今どうなっているかを知る必要がある」と話してい
る。【柿沼秀行】


福島民報掲載記事

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要望書


福島県
知事 内堀雅雄 様

福島県保健福祉部県民健康調査課
課長 鈴木陽一 様 

県民健康調査検討委員会
座長 星 北斗 様
                 311甲状腺がん家族の会
                 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山



県民健康調査のあり方に関する要請書

 平素は、被ばくによる県民の健康被害の実態調査やその防止にご尽力賜り、心より敬意を表します。
 さて、福島の子どもたちならびに小児甲状腺がん患者やその家族が様々な疑問や不安を解消して、これまでより一層前向きに甲状腺検査や治療に向き合えますよう、下記のとおり要望を提出させていただきますので、ご高配賜れれば幸甚に存じます。


                    記

〔要請事項〕
 県民健康調査検討委員会の委員による、福島県民を対象とした現時点での調査結果の説明と、意見交換の機会を設けてください。


〔要請理由〕
1 県民健康調査は「将来にわたる県民の健康の維持、増進」を図ることを目的としていることから、県民に調査結果を周知すると共に、より理解を深めてもらうことが、円滑な調査の実施や目的達成の上では極めて大切なことと考えられます。

2 また、これまで公表されている県民健康調査の調査結果は、専門性が高く、その詳細を十分に理解することは困難であることから、福島県民を対象とした、専門家である検討委員会委員による平易な表現による説明は不可欠なものです。
3 さらに、検討委員会委員の方々にとっても、県民と意見交換を行うことは、県民健康調査を振り返り、専門的見地から広く助言などを行うためにも意義があるものと確信しています。

4 これまでの「県民健康調査」検討委員会の席上でも、当事者の声を聞く機会を設けるべき、当事者の代表を検討委員会に参加させるべき、などの意見も出されていました。

5 以上を踏まえまして、県民を対象とした上記説明会や意見交換会の開催を切望するものです。


・本要請書についてのお問い合わせ先
311甲状腺がん家俗の会事務局長 武本泰
℡:080-6718-1717  
Eメール:311tcfggmail.com

                                 河北新報掲載記事

2018年5月1日火曜日

「こどけん通信」7号が完成しました!

『こどけん通信』7号が完成しました!
ぜひご覧ください。
定期発送の方にはすでに発送いたしました。

『こどけん通信』7号 もくじ*****

◆差別をめぐる議論を考える
被害者が見えなくされる・対立させられる構造を
私たちはどう乗り越えるのか
*清水 奈名子さんに聞くーーー吉田千亜(こどけん)

◆福島で暮らす子どもたち・子育て世代に届くものを
測定・交流会・勉強会 試行錯誤を重ねた7年を経て
*阿部 浩美(ふくしま30年プロジェクト)

◆終わりのない災害をどう生きるか
力尽きず、しなやかに持続する
*佐藤 洋(TEAM毎週末みんなで山形)

◆福島のリテラシー(6)
原発事故8年目を迎えて coba2011

◆この本を読みたい!
尾松亮著『チェルノブイリという経験 福島に何を問うのか』
*石田 伸子(こどけん)

◆子どもたちの視線(3)
2011年の小学2年生たちの感想文に思うこと
*根本 淑栄(こどけん)

◆測定所より
「子どもの尿」を測ってみると
*伏屋 弓子(新宿代々木市民測定所)

1冊300円➕送料



2018年1月7日日曜日

こどけん通信 6号が完成しました!


『こどけん通信』6号 完成しました!

🌼子どもたちに渡す未来のために
地域の人たちがつながる場をつくる
「たらちねクリニック」を開設
●鈴木薫さんに聞く(片山幸子)
...
🌼放射能とどう向きあうか? 
みんなで知識をシェアしよう。
測定しよう。
そして議論しよう。
●小豆川勝見さんインタビュー(石田伸子)

🌼福島のリテラシー(4) 
福島県民世論調査 知事支持率の虚像  ●coba2011

🌼本の紹介:Aya Hirata Kimura, “Radiation Brain Moms and Citizen Scientists”『放射脳ママと市民科学者 フクシマ以後の食品汚染のジェンダー・ポリティックス』 ●萩原ふく

🌼沈黙を強いる負の力を振り払うために 自分の言葉で発信する
避難者と水俣病患者の「協同のつどい」 ●吉田千亜

🌼測定所より 「粉ミルク・スキムミルク」を測ってみると     
●新宿代々木市民測定所 伏屋弓子

💌お申し込みは kodoken2@gmail.com まで。
1冊300円+送料 です