2015年10月30日金曜日

県庁申し入れ報告/「報道の在り方」に対する提言書賛同募集

◆福島県庁への申し入れ報告

10月10日の6号線清掃ボランティア活動への提言書に賛同いただいた団体のみなさま、ありがとうございました。

いただいた賛同の名を連ねた提言書は、10月9日に、6名で県庁に手渡しに行きました。

最初に行ったのは、道路計画課。
反対の主旨と、賛同団体が多数存在することをつたえ、後援の撤回および中止の申し入れ、被ばく低減策の提案要請を行ないましたが、担当者は「反対意見があったことは伝える」としたものの、要請に具体的に応じることはありませんでした。

その後、中等教育課、義務教育課にも同じ提言書を持って行きましたが、道路計画課よりも頑なな対応で

「近隣に人が住んでいるのに、掃除するのがなぜ悪いのか」

という論法でした。
今回の要請が、後援撤回や中止要請、被ばく防護につながらなかったことは本当に残念です。

しかし、担当者の雰囲気では、「今後の後援には慎重になる」と思われる対応も見られましたので、今後、こういったイベントに対する「県」としての対応を見守っていきたいと思います。

この県庁申し入れを受け、子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山では、「後援決定のプロセス」と、「寄せられた反対意見」について開示請求を行ないました。

多くの人が、FAX、電話、ハガキ等で県庁や学校宛にも反対の意見を届けていたことが分かります。
(開示した文書は、何等かの形で公開します)


◆報道の在り方に対する提言書 賛同団体募集

さて、本題に入ります。

今回の提言書の提出先は、「県庁」だけではなく、事前に「県政記者クラブ」も含まれていました。
県政記者クラブには、10月7日に投げ込んでいます。

10月10日のイベントには、多くの新聞社が取材に訪れていました。
翌日の報道には、県内の新聞を含め、いくつかの新聞で6号線のボランティア清掃活動についての記事が掲載されました。

その内容は、復興のために頑張る人々、というイベントの報告にとどまり、「反対意見が寄せられていた」ということは一言も触れられていませんでした。

くり返しますが、10月7日には、70団体にも及ぶ賛同団体が名を連ねた提言書が、県政記者クラブに届けられているのです。

この報道の在り方は、あまりにも不自然です。
「反対や不安の声が寄せられた」ということも、70団体にも及ぶ賛同団体があったことも、無視されてしまいました。
両論併記すらしない・できない報道の在り方は「偏向」であると指摘せざるを得ません。

また、イベント直後の報道には「反対意見」「不安の声」について触れられなかったものの、10月30日には主催団体に寄せられたセンセーショナルな言葉のみを取り上げ、「誹謗中傷」と断定した記事がネット上に配信されています。

こどけん郡山では、主催団体には提言書は提出せず、上記のように、安全が担保されていないイベントに対し県が後援することについて、県に対し、要請を行っています。
また、提言書には、詳細ルートが公開されていないこと、測定結果等の判断材料のないこと、被ばく防護策が取られていないこと、中高生が参加する必要性への疑問が書かれており、数多く寄せられた正当な反対意見や不安の声は、「誹謗中傷」として扱われ、報道から抹殺されようとしています。

このことに対し、県政記者クラブに、要請を行います。
今後の報道の在り方について、報道倫理規範に立脚した報道の公平性を強く求めるものです。

要請文は以下の通りです。
賛同くださる団体の方は、

子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山
武本
y-tkmt088★dolphin.ocn.ne.jp(★を@に変える)
まで、11月3日(火)までにメールにてご連絡ください。

この要請文は、来週中に届ける予定です。
県民・国民の「知る権利」をうばうことは、許されることではありません。
どうぞ、ご賛同ください。

「報道の在り方に対する要請文」
















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